黄斑円孔

正面で物を見たときにピントが合う場所のことを黄斑(おうはん)といい、網膜の中でも視細胞の密度が非常に高く視力に一番重要な場所です。
この疾患はこの場所に引っ張る力がかかって栓を抜くように穴があき急激に視力が落ちます。
ほとんどが原因不明(特発性)ですが、頭部外傷後に生じる外傷性のものもあります。
自然閉鎖することもあります(特に外傷性は閉鎖しやすい)が、基本的に放置しても治らない為手術をする必要があります。

治療は硝子体手術と術後しばらくの間のうつむき姿勢です。
手術では網膜が伸びるような処置を施し眼内に空気やSF6gasという気体を注入します。
そして術後しばらくうつむき姿勢で過ごしてもらいます。下を向くことで気体の浮力がしっかり円孔に当たるので円孔が閉鎖していきます。その為術後のうつむき姿勢も治療の一環となります。

術前

黄斑部に穴が開いています

術後

黄斑部の円孔は閉鎖しています

 

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眼科一般

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※オルソケラトロジー、低濃度アトロピン点眼にて近視進行の抑制も行っています。
詳細については、●オルソケラトロジー>> ●近視進行の抑制治療>>よりご確認ください。
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